
ある程度、お話が出来るようになった子におススメしたいのが、このローリーズ・ストーリー・キューブスです。こちら、アメリカやイギリス、オーストラリアなどで数々の賞を受賞している、世界中で愛されているゲームです。
9つあるサイコロの6面に、それぞれ異なる絵柄やサインが描かれているので、サイコロを振って出た絵を組み合わせて、自由にお話を作って楽しむという単純な作りなのですが、シンプルが故に、アイデア次第で無限の楽しみ方が出来るとっても優れた知育玩具です。
例えば、下のようなサイコロの絵が出たとしたら、、

1 むかしむかし、ある村に大きな木がありました。
2 秋にはたくさんのリンゴが実るため、村の人たちからとても大事にされていました。
3 しかし、ある時カミナリが落ち、
4 その木は全部燃えてしまいました。
5 村の人たちはみんな悲しみました・・・・・・・・・
といった感じで、絵をヒントに自由にストーリーを創造していきます。
難しいようだったら、3つ4つのサイコロでお話を作ってもいいでしょうし、数人で順番にお話を繋げていったって構いません。厳格なルールがある訳じゃないので、プレイヤー次第でいかようにも楽しめます。
そしてこれ、ゲーム感覚で、楽しみながら会話力や表現力、文章力、語彙力などを鍛えられるので、日本語学習にもピッタリなんです。
このローリーズ・ストーリー・キューブスには、オリジナル版に加え、「アクション」版や「冒険」版など、様々なシリーズが出ているので、これらを使うと、お話の世界がより広がります。

語学の面で特におススメなのが、「アクション」版です。こちらのサイコロには、日常でよく使われる動詞のイラストが描かれています。
これらの動詞をうまく使いながらお話を作ることになるので、動詞の学習や、活用方の練習になります。
動詞だけでお話を作るのは難しいので、私はよくオリジナル版のサイコロと混ぜて楽しんでいます。
海外在住ですと、日本語の聞き取りは得意でも、発話が苦手というお子さんを多くみます。日本語を楽しく使うキッカケ作りとして、とっても最適な教材です!!
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